となりあう星だかひかりのねむるばかりね夜はいつまでさいはて
点線ごしでもとりとめなかった瓶底の綿飴ねことさがして
つぶやくふうなら雨かざり音階は透いて燈すかしら遠空
雨雨雨雨雨ってうるさい私はうるさい境界線上じみて
みずやかみたいね終末ささいな夕さりとあいまいふたりきりでも
しるべなんて知ってわかるなんて言えば永劫外でもゆびふれて
そんなもんですそんなもんなんて咎めないの花束に弓張に
サテライト世界づたいに輪廓をほどいてよつたないままにいて
呼ぶよばないなら聲にあてて刻んでねえ吊るしてねエンヴェロープ
十六夜叶わないで記録記憶記号ぶった追懐絵取るまで
ささら風は散花に似るの瑪瑙メノウたゆたいますか教えて
四季に問わるる無音階ハルモニア風花文にこぼすばかりで
まじない飾りつけて毛布みたくありたいくるみませんか書架ごと
夜ラベリングの眩暈的空想ばかりが解に通ず枝折れよ
なんなら無いって散らしてしまえよ花譜あとさきまでまどろみにまで
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