『aura』

あらゆるかたちのなりたちの、並列へいれつぐたび月鏈つきぐさる、そうした描写びょうしゃにあたしだけ、あたしっぱかりが分節ぶんせつされて、抛物線ほうぶつせんのゆらめいてとどまるいまもないよるをそれきりさがしてばかじゃないのあなた、なぞらえられたゆびの暮染くれそまるあけみたいなよるなんだよどうせだなんて、まだ逆巻さかまいてにじゆめばかりかぞえてる、これっぽっちも意味いみのないよるなんだよどうせくだらないだなんてこぼしてる、きずるてまでおぼえていたの、縷縷るるってうたってらない部屋へやで、だなんてさ、ね、ばかじゃないふたり、くだらない、どれも。


空気くうき時間じかん印象いんしょうたずねられてぶあつかぜきつけられてかるくやさしいいまみたいだなんてこたえるの、くるってますか、まぶしい世界せかいのただなかで、ふかく、ふかく、ふかくねむるの最期さいごみたいにずっとだなんてこたえるの、だって、るのなら、ゆらめいて、あたしをつつんでちいさな居場所いばしょになるんだよ、だからいきなんてしてないで感情かんじょうくらいきれいにうそぶけよってあなたはいやでもいうんだよ、ひとごとめかしてわらってあざれる無意識むいしきしき潮流ちょうりゅう、うちすてられればもうない、おだやかなこえにおいたつくらい手放てばなせないでいるのがこのあたしなんだよきたいの? はなむすべばほどけない。


ひきのばされた永遠えいえんすべてを言葉ことばきかえてやりたい。
さきおくりのいまがうるさくってしずかないまをえんずるいまのように、まきもどせない音律おんりつの、どうにもならない証明しょうめいばかりがまとめられてあなたのただしさをきざみつけるのがうれしかった。まとわりついて皓皓こうこうと、あま千種ちぐさ表徴ひょうちょうとしてのみおのあわめいてふつくこいすらみわたるのがうれしかった。


秒針びょうしんをはじくたびに浸潤しんじゅんする絵画論かいがろん紙束かみたば水底みなそこのひかりを更新こうしんしてくれる。いびつな螺旋らせん境界線きょうかいせん約束やくそくし、だれだかの安息あんそく平寧へいねいだとかいったものの一時的いちじてき創出そうしゅつ反射はんしゃする。あたしはあたしをひきうけて、うつしだされた鏡文字かがみもじ可読性かどくせいくこともなくたしかめている。夕露ゆうづゆに、四季しき放恣ほうしをながめるように。


帰納きのうのさきには人工的じんこうてき落下らっかがあり、静止せいししたかげ乱脈らんみゃくのまだはかりがたい枢軸すうじくだってゆるやかにでもいずれはつたわる。あなたは秘賾ひさく期待きたいをよせて、みずからは身体性しんたいせい喪失そうしつ二重写にじゅううつしの真夜中まよなかについてかんがえていた。むせぶふうにしも大気たいき組成そせいするほしがなによりきだった。わすれようもなくたゆたう此処ここがいちばんのおきにいりだった。あたしをって架空かくうする、弧線こせんをなぞってあしさきの、つめたいくらいにがれてたわむ、たどりがたくうす呼吸こきゅうだけがあなたのだった。あたしのぜんぶだった。

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