作品

spherules

『Embrace』

循環したいのあたしたち言葉をさがして揺らめいて振れればつたない星星刮いでうるさがっていたいの痛がって、いつでも運行表ごとかすめとってしずかな兆しにあまい愛を零しましたどうして?そうしていつまで覚めない花蕊でかぞえられていられましたどうして...
spherules

『テオーリア』

私わたしのつたない重力じゅうりょくのひかりのさき、どこかとか見みえないで隨まにまにたゆたう弧線こせんとか歪いびつさ知しりたいふうでも目覚めざめやしないの世界せかいはとっくに終点しゅうてんで滲にじんでかすれたゆびさきばかりをかさねる季節きせ...
spherules

『花束、瀬瀬と白紙』

私は私を選べもしないで夜だけつめたい透明の、遠浅、ゆびさきばっかり感情みたいと季節の零した沙だかみたいと思っておもうの想うだなんておもうの私、えらべないで私はおもってばかりでいたいの想っていたいのおもって 愛とか融ける ふうでも解け...
ニニと神さま

『ニニと神さま』#7

 意味なんて無いって思ったの。 ずいぶん昔に取りこぼしたきり記号は記号で線とかで、わたしはわたしで熱とか音とかすてきな色とかそればかり、好き、だとか、書いてた。「と思うんだけど」 どうだったかな。なんて、書いてた? と思うんだけど、どうだ...
ニニと神さま

『ニニと神さま』#6

 うつむくふうでもかすかな夜の滲みだすようなカフの輪廓だった。 一年むこうの静けさの、掠めてかえってうるさいくらいがやさしさだなんて腑に落ちて、歩けば拙い四法の辺を、踏み消せないままわたしたちは描いていたい。描くなら、白とか灰なら指切るは...
spherules

『Meteora』

ひかりの海だと思った憶えて咲くのが花みたいすこしも触れない象徴のあまいふうな輪廓を零した 最適化された夜の分水あなたの世界は月陰で無韻の波束を虚明に結んでさびしいくらいにやわらかだった思い出なんかじゃない思い出なんかになりたくなんて...
spherules

『Libitina』

円環は夜やわらかな灰と端緒を架構する風絵の経巡る深奥に私たちはいつでもにゆびの翳るふうでありたい 降る波瀬の薄く沙塵と四季を編む夕笛と印象解きうるものなら錯雑と願いもしないで私は私をありたい 微熱揺らいで分化する虚舟は花蜜を銀...
作品

『花雛』

 あたしは荒野のおおかみだ。  群むれることもなく、番つがうこともなく、傅かしずくことも、統すべることもなく無辺むへんを彷徨さまよっては、嬋娟せんえんにそら吠えし、曦軒ぎけんに沙すなを噛み、霄壌しょうじょうに露華ろかを啜すすり、汀瀅...
作品

よんこまSpherules #1

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『echolalia』

なかぞらって語のなかぞら具合とか程度とかいったものの判然とわかりきれないでことばばかりふわついた歩道橋にいる、遠景には水面がある、境界と境界のまじりあって意味なんか無いんだってことをわからせるのがこの目に知りうる世界の親切さだなんてふうに...
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