観測可能な神話のひとつひとつがいまここを駆動する、現実とかやかましい乱反射のせいでもう眠くないしかなしいあたしはだからかリセットできない「朗読」、『分節は規範に沿った展開を通音されないかぎり構造化を否認するよう設定されているが、その場合文明論的堆積の渦動運動的更新のみが半永久的に継続される。換言するならば“生き死にみたいなこと”を実覚者周辺に無限措定する、ということになる』、「朗読」、『世界認識は個別に配送されてぼくらを虚構に固定する。判読と懐疑は並行的機械的に履行されてあたしを今日に迎えいれるような予定だったと思う』、「朗読」、『遡源不能な秩序のふたつみっつが理体の結構を加速する。未来子だけが具現に値する。定量化された嘘の収穫と祝祭の話をしよう』、かわいいあなたはだからかリセットできない。
抱えるくらいにおおきな秘密が欲しかったんだよね、わたしたちってほら、こんなんだからやっぱり
ね? だから伝わるんだって二階からでもつたわる
言ったとおりに形成されるしもうどうしようもない飛び降りるしかもうない
つづけるだけなら公園で、不都合とか泣かないでいい
フィクションに愛着があるみたいなふうに泣かないでいい
ぜんぶが過去から変わらないでしずかに自壊する性質、鏡像とかゆらつき、昨暁
きみがおもうよりずっと視野角は高速で、あと一秒だけ鈍らないで帰り路を見ている
ぼくがおもうよりずっときみは吐きたい、泣きたい
きのうばかりみている

『Astrorama』
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