『わたしはあなたに透明をあげたかった』

永遠めかして繰りかえしたいのわたしはわたしをゆきさって、あなたとあなたの輪廓を、なんにもならないなんにもなかったあゆけるみたいな境界線上を歩いていたいのそれだけだったのふたりきり、ばかみたく、ばかみたいなつらなりの瑪瑙をきざしてまがえられた透徹は青、心音と、祈りのひとつも還しやしないでだからかきれいな遠景だったねうるさいだなんてかけらだって言わなかったぼくら恋うの集積、黄昏なぞらうつたなさいくつもかさねて似せれば誰にだって見られないでいられたがられたやさしさみたいな十全は、窓辺にゆらいだ不壊の燈を、葬いぞこねの花束あまして銜みこんだ夜に知る、瓊に音に拉げばとなえのひびきの月ごとわすれて望んでなんていない、汀に添うたび奏でて厭くならさざなみ翳してほとおる折もない、さいはては灰、わたしっきりすらとらえやしないで撓に引かれた弓彇はかわいい消えない延延死ねないぼくらはぼくらの意想をどうしたって棄てさりたがるのだっただって聲にだって零れないで拍にだって継がえないのいつわりそれきり糾う愛では彼岸も竟にも焦がれはしないの願うなら、秭と淼と、ふつくにいさようひかりのあやがいい、描かれなくともささめく星の、まだあまい風のゆびさきにまつわるように連綿とふたしかでいる、叶うなら、とりどりに、失くしたことすらなくしたままで、わたしはそれで、いつにもそれがいい、表象されない記憶の澱の、もうながく訪う者のない廃園と系、詩雨と虹彩とを調律し、あなたを措定する、あなたはわたしの名を呼んで、わたしはあなたの名を解いた、燃焼と揺曳、緖を穿つ肺臓は頽壊ともつれあってわたしなんか要らなかったいらなかった夕さりに触れたかったもいちどけれどもどうしてゆびさきくちびるくうはくつめたいのふれないでふれたい、夢みたいにするみたいに問うみたいにふれたかったふれないのふれたいのふれないでふれない、ふれたかったそれでだって綰ねられた韻律、補綴されて崩るふうでとどめないで充たした、わたしだけの謡だった器官だってからげさせてわたしだけがいなくなった終わりだって待たせて、はだれに文目のまじってしまえば屍櫃刳る間もあなたは睡るのむせぶくらい春を纏う蜜のようにねむる淡く過ぎた水と軌道ひどく脆い占印象はわたしだって規定しうる鉱物状でも紙でもないならなんならいいって訊かせたかったのなんなのってきかせてってしずかだった教室に剝落をながめぼくらしらしらとわらった、忌、流れてふたげばちかしい嘘だと藍微塵をならべて、媒体越しでも陽濡れの小路に構築できたのさがしだしてどこかで、日常とか身振りだって使えたいの使えたくて送信、あなたに、わたしはあなたにいてほしかったのいてほしいことのこんなにも通読に適した現実でありたいって真実でありたいってひろいあげた形式に半分とちょっとばかし刻みつけてそれからあなたは蒸気につめをたて観測をたすけましたわたしをあなたのうちがわに彗星にそそぎましたきれいでいたくてやっぱりぼくらは死ねない?死なない、を翻訳したくておしばなをつくったいちにちのおもてとうらをつくったなにもしらなかったしらなくってふみがらってこたえたって受信機、はからっぽ、ばっかりいつにも足りないあなたは言葉がちっともたりないそばから信じて沙塵の鏡面歩くの散文みたいな律動で、はにかむみたいなでおろかさで、速度で、幾何学模様は複果的単一性によって志向され生成され偸却されます入れ子の絵空はさかさま、恩寵にたとえられるくらいには宥和的で多義的で救済的でありたいそうです分解過程の諧謔は作為の余地なく光学的だし祭儀用の平衡だって幻視する、でなけりゃ和声のたたえる差異などありはしないのと罫線、きわやかに、語りようもないのなくてなんて凪いだ非理を禊ぐきみとぼくは沈く萩のかざと咎といとゆう遠点に濁らないで護りようもないでそんなだけどいろめく、揺るがないで映しだした曖昧、霧りあいのまろぶふうに薹にふれるかれはたれにさやにと、あまねくの烏有と、推想、古渡のさんざか、ふづふづと梳くみたいに底極を灯して、縷縷にだって季譜のことをぼくはきみと話して、いつかだってそうしたってはなすことがぼくらできた衍盈と盲斑、渦と罅をもたげて、鎖ざして、虚は硝子と翰藻の、離背を微明に投射する、帷にゆるかな条痕の、四劫を編んでは帰趨する、かりそめ騙って諾うさきから結ぼる穂波と潦、途方のないせいないからありたいあなたは普遍を架構した、うすづきの廻廊、どうとだってともにあればわたしたちは哥えた、重力と憧憬、扁円とみづかね、摺墨、靉靆みたいにほころぶくせして嘯くゆびさえ華やいで、瀬の紐うつ手のこととき憂くまま紡いだ絲桐はまひるの羅針、つつがないの弄筆、辷らかして湛えて

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