マーカラ、ミラーカ、カーミラ. ノヴァーリス.

雑記

「でも好きな人となら──恋する人と一緒に死ぬのならどう? 一緒に生きるために死ぬのなら?」

ジョゼフ・シェリダン・レ・ファニュ著 BOOKS桜鈴堂訳『カーミラ』Kindle版

「わたしの大切な、大切な人。可愛い心が傷ついてしまったのね。でもわたしのことを残酷だなんて思わないで。わたしには良いところも悪いところもあって、わたし自身はその両方のなすがまま、どうすることもできないの。でも、あなたの心が傷ついたのなら、痛いのはあなただけじゃない。わたしの荒々しい心も一緒に血を流しているのよ。とろけるような屈辱の陶酔の中で、わたしはあなたのあたたかな生命いのちに溶け込んで、そしてあなたは死ぬの──甘美な死の中で、わたしとひとつになるの。これがわたしの運命さだめなのよ」

ジョゼフ・シェリダン・レ・ファニュ著 BOOKS桜鈴堂訳『カーミラ』Kindle版


というわけでファニュ『カーミラ』を読んだ
紹介文は以下の通り

古典ホラーの巨匠、J・S・レ・ファニュの最高傑作、待望の新訳版登場!!

古城に父と暮らす孤独な少女ローラと、突然彼女のもとに現れる絶世の美女カーミラ。二人の少女が出会う時、呪われた物語が動き出す……。相次ぐ村娘たちの怪死、ローラを襲う病、夜な夜な訪れる黒い影。はたして、謎の美少女カーミラの正体とは……。北欧を舞台に繰り広げられる、官能と戦慄のゴシック・ロマン。

Amazonより引用


訳が平易で非常に読みやすく、語りもうまい
そう長いものでもないので短時間で通読できた

ホラー、戦慄とあるものの弥立つたぐいの描写は特に無かった
書かれた時代や場がちがうのだから感性の点でずれがあるのは当然なのだけれども、だからこそ終始たのしめたところがある(だって怖いの苦手だもんフィクション限定だけど

官能についてはくすぐったくなる程度で、そのあたりは読者の想像力や練度(?)次第なのかなと

『ドラキュラ』のブラム・ストーカーに影響を与えたそうで、そちらは未読
しかし興味がわきました
いつか手にとるかもしれない

『カーミラ』に関してはKindle Unlimitedで公開されているほか、購入もできる



ちなみに訳のBOOKS桜鈴堂さんは英米古典文学をkindleで紹介しており、他作家の短篇も読めたりする
わたしも何作か購入した

Amazon.co.jp

ノヴァーリス

高原英里『観念結晶大系』にノヴァーリスの引用と関連する記述があり、岩波の『夜の讃歌・サイスの弟子たち 他一篇』購入に到った
届くのはすこし先
どのようなものか、たのしみにしている

『観念結晶大系』は現時点で1/4ほど読んだ
文について思うところは無い
現時点ではつくられたもの、という印象がつよくあって(創作物なのだから当然なのだが)、あとはそうだな、時代を感じる
よくわからない感想

大修館書店『新全訳古語辞典』は読むのがたのしい

過去には無かった感覚で、先からたびたび開いている
長いつきあいになりそう
コンパクトなのもよい

ノヴァーリス『夜の讃歌・サイスの弟子たち 他一篇』が届いたので読んでいるのだが

悪くない
でも特別良いってわけでもない

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