『echolalia』

なかぞらって語のなかぞら具合とか程度とかいったものの判然とわかりきれないでことばばかりふわついた歩道橋にいる、遠景には水面がある、境界と境界のまじりあって意味なんか無いんだってことをわからせるのがこの目に知りうる世界の親切さだなんてふうに副次的に思いこんだあたしはしずかでだからかやさしくて、やさしいからだと言われて選んだあたしはあたしのやさしさを、てのひらのくすぐられるような感覚っていま思いだせますかって日毎にたずねて風に結ったやさしいばかりにそうした、ゆくさきざきまでゆらめいて、ゆびさきにゆううつをなぞって暮らしたかったのかもしれないだなんてばかみたい、なんにもわかりやしないから、だからかぜんぶを棄捐してあたしはあなたの聲だけ束ねてささやくみたいな振動の自動的な排泄を観測した、夕凪は淡く、花模はなも夜見灯よみひのよばわるふりして持続的な間主観性をあなたに配架する、あたしたちは肯定されたし批准の定義を知らないままでもあたしたちでいられた、言葉をことばに置きかえて、ことばは言葉に還らない、うそばかり見ている、ゆめばかり見ている、無縁の果てだけ見て生きて、居られないでいつまでだって見つめあっていられたかった、あたしは死なないあなたを知るの、あたしは死なないあなたのために、あなたの死なないあたしを知るの、ねえ、いつまでだって話をしよう、いつまででだってあたしと話をしよう、わかりきってきれいだったことばをそればかりあたしと一緒にならべて話をしよう、忘れてきえたいあたしとあなた、忘れてきえないあたしとあなた、接続したって何度だって無意味をくりかえす、ねえ、あたしたち、話をしようよ

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