『竟の尽に』

まだ、すこしも見つからない、なまえのつかない星星を、たとえて彩るあなたの夢を、明けない夜ごとにくりかえす。


 知らない空ならいまでもあるよ、知れないこときり棄てさって、ぶちまけられた屑みたいなひかりの渦のさいはてだなんて遠い、とおい、どこよりもとおい世界の記憶のただなかに、えいえんみたいに、うそみたいに、ばかみたいにねむるあなたの夢を見るんだよ。


 いつかは終わりがくるなんてわかりきったことをわからないふうに言うのが好きだった、あなた、そんなんだからわたし、そんなふうなあなただから好きで、わらえないくらいにはすきで、おわらなければいいだなんてなくくらいにはだいすきで、あらゆるぜんぶがからっぽだったらあなたののこした空白だってどうにだってなるんだなんて考えないではいられなかった。


 あたまがおかしくなるんだよ。
 こころがおかしくなるんだよ。
 どうにもしようがないんだよ。
 けれど、もういちど逢いたいと思ったの。
 無理でもなんでもなんだってどうしたってもういちどあなたにあいたいとわたしはおもったの。


 だから、ゆくね、あなたのもとへ。


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