非我の隨に #4

576.02.08

 知らないなにかを知る旅のさなか忘れるなにかも無数にあってずいぶんかるくてぼんやりしている私じゃないって考える夜の眠れないでねむたい、から考えないでもいられるわたしにわたしはどうにか移行したい、とか考えないでもいられるわたしでわたしはどうにもいられない、いられなさのなにがどうなってそうなるのって感覚はいつまでもわからなくてなにをどうすればそうでなくなるのって感覚と寄りそっている、いなくなってほしいとか思いますか、などと自問などしますか、あなたはあなたに問いをたて、あなたのこころをさぐりますかでなければわからないことがあると思いますか、そう信じているのですか、わたしはどうでしょうかわたしはわたしをわからないでわかれないでいながらわたしらしきもののさもあるかのようにふるまってわたしがわたしがわたしがってここでやかましいのですかなんて書いているのですかばかみたくわたしは。
 わたしはわたしはって言うたびに赤のみづやかな深淵をかみころしましたあくびみたいなものだろ。
 届く光など無い。どこからだってありはしないしそれ自体が発する透徹のみが見られました見られた。私に見られるかすかな時間は速度の流れる虚妄に似ている水脈と無月の境界にずいぶんとふたしかではなかったかしら。焔に呼ばれてつたない機能のことさらまぎれた空夢でしたとあなたは窓辺に告白する。
 天体ばかりが零れてやさしい此岸は抽象の無限さをあたしたちの眼前に結構しました今日をつくりました昨日はつくられ投棄されてもう無い。無さの無さかげんと無くもなさかげんは誰も隠してくれなかった正しい。

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