大小島真木さんの絵に感銘をうけた話

ぼくは描(書)かれたものの背景(つくり手の思想や哲学)には原則踏みこみません
しかし練達するほどに滲みでる何かが確実に存在すると考えており、言語化の叶わない領域において感得するところのものをこの方の作品からも受け取りました(錯覚かもしれんが)
なので感想を書くとしたらは『わーすごいな』が最適で間違いもありませんけれども当然それだけでは済んでいません
ファストフード的に消費できるものではないです

大小島真木 | Maki Ohkojima | ホームページ
This is homepage of artistMaki Ohkojima 大小島真木



大小島さんは幅ひろく活動されておられる方のようで、わたしみたいに引きこもってねこねこ書いているばかりの人間とは違います
あ、いえ引け目を感じているとかそういうことではなく見ている世界が違うという話です
見ている世界がちがうと言動も自然ちがってくるものですが、どれが正しいとか好ましいとかそもそもありませんから比べる必要も無いのです
ただ自身の世界観を構成する要素とはかけはなれた、言ってしまえば異界の住人から受ける刺激というのはたいへんな影響力を持つことがあって、たとえばわたしの場合だったら文が変わるかもしれないよねっていう、そうした可能性が鑑賞という行為に内在するわけで、それがおもしろいなと


実際、関係ないとか興味ないとかそういった躱しかたをしていると一生わからないことってたくさんあるんですよ
だってほら壁画なんて一生描きそうにないじゃないですか俺、でもわかんないんですよそんなこと
知らないものわからないことに触れつづけるなかで変化が訪れるのが人生だからさきなんて読めない
そして読めないほうがやっぱりおもしろいことも多いんです
ぜんぶわかっちゃってたらどきどきしないでしょ
なので不明瞭で未知な界隈においていろいろな取りくみをしている人たちを観測するのは大事だなと思っています


知ったきっかけはTwitterでした
たまたま流れてきた鯨の絵に惹きつけられたんですけれども、フランスで開催された個展「鯨の目」関連の作品だったようです
で、公式サイトにゆきついたと
過去につくられたものもどれも魅力的でした
わたしには無いものの様様に表現へ溶けこんですばらしい作家さんだと思います
アートブックも販売されていますが、5,000円か……なんて言ってるうちに販売終了したらやだな、どうする


「鯨の目」は海洋調査船に乗船した経験から生まれたようで、なんというかつくり手の生き方と結びついた作品特有の圧みたいなものを感じます
思考と技巧との融合がそうした説得力や滲透力を生みだすのかもしれませんね
ええぞ

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