『Pendulum / Reverse』

明けようもなくつづく夜のまんなからへん
なにを待つでもなくたたずんでいるのがわたしで
あなたはかたわら
聲を書きつける

ゆびさき
うそばかり

しらばくれてあまくなんてないのかしら
咲きそんじるなら花なんかどうして生まれたのだって
たがえるひとつもぼくにはないのにどうしてさねえ
うしなうひとつもきみにはないのに
祈ってばかりのだれだかで
いるのがいたのがほかならぬぼくでだからいやなんだと思った
ぼくはぼくになりたかったぼくはわるくない

星はゆきかう
なぐさめみたく
わたしを照らしてけれどもなんにもおしえてなんてくれはしないあいつらは

接続されたぼくたちはことばとおとと
せかいの断片:だれのものでもない:らしきもののやりとりにみをやつして眠るお似合いだから目覚めなくていい

ちいさなころ
わたしおはなしばかりしてた
ひとりきり
だれもしんじないことばかりしんじてた
だれにもきかれたくなんてなかった
だれにもわからせたりなんてしなかった
きみにおはなしばかりしてた
まだあさがあったからあのね
あさが
わたしを
ひとりでいさせてくれたのよ

月あかりの音のそればかりゆきわたる水果てがきれいだと知ってだから私はあなたを誘って見にゆきたいのだった
ひとがたの私だったはずの私はいつのまにだかぼろぼろでだからすこしも動けないのだった
望みも願いも叶いやしないでゆびさきは崩れた泣きたい回路はとうに無かった
すぎゆくもののうつろうもののすべてをきれいだともっとはやくしりたかった
あなたはなによりうつくしかったとうそでもしんじていたかった
かえることばはない
とどくことばも
そんなものはない

コメント

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