『The grid of blue』

とりとめのない夜ばかりをぼくたちは繰りかえしていたいのだと思いますか?
知らない言葉の無作為な羅列にあわく象られた空を翻していたいのだと思います


つめたいひかりの水から零れてゆらめく時間と廻廊が、いつかのあなたのさめないわたしを摘みとらないままつづいてる
記憶をなぞればゆびさきの春に似る曖昧、あいまい奏でてあなたは知るたびあなたを忘れてそれでもほんのすこし昨日にほほえむふりをする千切って、ちぎってわたしの世界はようやくあなたに頁をあけわたすまばゆく、しずかに(無数の編み目の焔にならってぼくたちは歩くことしか許されないでいる)


暮れ染められれば花叢を、詩篇に見立てておぼつかない、だからきれいだってきみはささやいてまだ青になるまえのきみでありたい泣きたい? 月をただ見ている、まだ青になりたい


平行線上の朝の現実は十年後の夢と十一年先の言語観で構成されている
あちらの話をぼくたちはしてきたはずだったし会話はいつでも途絶を前提に随時行われてきたそうだが軌道を解くにはなおも異説を要するらしかった要するにうるさい、手札はあったが複数ではなく単一機構の過去形でどうしたってつまりはうるさい、呼気の凪いで覗く肺をきみは沙と愛で詰めるすこしくらいぼくはから・・でなにもないと気づくようで気づけないのうるさい、いらない


オルガノンはちいさくてまるいかわいさがあるの生まれるまえから操作されてそうでだから救いだして連れていってまだ知らないでわたし話したいなくすぐるいたずらばかりのひとみをだれかに見せたりさみしくなったりきみだけはしなくていいって設計しなおさないとだってさ、あたまのまんなかいじくるためには棒だとか鋏だとかそんなものにたよる弱さなんかいらなくってひと文字あるなら事足りる偏光と爪、はがれおちた色彩は溶けることも混じることもないままにぼくたちを再現するのたやすいのばかね、網羅するの駆動するのだからこたえないのだれにも
いつわりだって、いずれは馴染むよ

コメント

  1. […] 『The grid of blue』とりとめのない夜ばかりをぼくたちは繰りかえしていたい… 創作 日常 雑記 日記 シェアする Twitter Facebook はてブ Pocket LINE コピー ゆきひらさぎりをフォローする ゆきひらさぎり Spherules […]

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