私のつたない重力の
ひかりのさき、どこかとか
見えないで
隨にたゆたう弧線とか
歪さ
知りたいふうでも目覚めやしないの世界はとっくに終点で
滲んでかすれたゆびさきばかりをかさねる季節に僕はいて
いられたら
ゆるやかな
戯れるみたいな水果ての
音、色相と
彼此の導出
際限なんてないの機械仕掛けの放縦と調和は引きずりだされた無際限を敷衍する、神がって、乱数層から歌切の、構文塞いで酔いきれないまま不全の幻夜を畸形する
摘みとれないのを嘘にして、私は私のなんでもないのをあなたに零して思い出なんてない
ばかみたく、凪いで
あいみたく
滞んだ
いまになってなんで青さなんて知りたいの何度だって燈して
くりかえせないの軌道上でぼくら一度だけの永遠を演じた
ゆきさって
月だとか
星にだってとどかないで描けないで忘れたってきみはそれでいい
信じたって望んだってたどらないで花下を踏むの架空されて厭えないでそれでだってきみはきっといい
読みとって、ねえ
あなたはあなたを透明にしたいと思った?
あなたはあなたを空白に
あなたはあなたを離背する?
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