『World’s End Flat Blood』

ひかりのひとつも褪めない世界で果てばかりきみは見ている
うたかたみたいな真夜中に、永遠まがいの画面の向こうをそればかりならんでわたしたちは見ている


あなたは漣?
あなたは重力


すべての終わりはわたしにだけこなかったのかもしれないし、あなただけのものだったのかもしれない
わたしだけがもういなくってさびしいだけなのかもしれないし、どうしたってかなしいだなんてきっと思わないでいまだってあなたに待っていてほしいだけなのかもしれない
ねえ、意味なんてない


言葉のかけらもつづきやしないで愛とか熱とかいったものがはしるふうに転回する
正しさみたいな拡張と、罪業みたいなと拡散
わたしたちはひとつところのわたしでもあなたでもいられないままに憂鬱ひとつを握りしめて立っている
きらきらと、星に似た憂鬱
あまいゆびさき


わたしの名前を知らないきみでも一度っきりならほほえんで、はじまりばかりを誰にも見せずに飾りつけることができた
さよならまがいのちいさな言葉、おだやかな波に映るものの反響に過ぎなかったわたしはだからかしら透明で、透きとおったいつわりだけが残されてまぶしい昨日だってきっと嫌いになんてならなかった
忘れて過ぎれば幾度であっても遠景に青をなぞって過ごすあなたのように祈りを選びたがってしまえた


わたしは讖文しんもん
わたしは連環


結びようのないくらいきれいなお話はどこにもとどかないでだからきれいでいられた
わかりもわかれもしないでわたしはゆらめくばかりのわたしを描いていられた
だれのためだなんてきかないでもういいことくらい気づけないでひとりでいつまでもいられた
おんなし色ならよかっただなんてあたし言ってない
かんたんなんかじゃなかった
意味なんてない

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